RobloxがGDC2025で発表したAIによる3Dモデル生成技術「Cube 3D」とは?
- 邦博 山田
- 5月7日
- 読了時間: 2分
2025年3月に開催されたゲーム開発者向けカンファレンス「GDC2025」にて、Roblox社がAIを活用した3Dモデル生成技術「Cube 3D」を発表し、注目を集めています。この新技術は、開発者の3Dコンテンツ制作のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
「Cube 3D」の概要と開発への影響
「Robloxの3Dインフラストラクチャモデルで開発者の能力を飛躍的に向上させる」と題された講演では、Robloxのプロダクトディレクターであるカラン・チャンナ氏と、エンジニアリングのシニアテクニカルディレクターであるキラン・バース氏が登壇しました。
チャンナ氏は、「Cube 3D」がRoblox Studio内でどのように機能し、開発プロセスを迅速化するかを説明しました。この技術により、開発者はより簡単に、そして素早く3Dモデルを生成できるようになり、コンテンツ制作の効率が大幅に向上することが期待されます。
技術的背景と今後の展望
一方、バース氏は「Cube 3D」の技術的背景や、単なるモデル生成に留まらない応用可能性について言及しました。将来的には、シーン構成など、より複雑な3Dコンテンツ制作にも活用できる可能性が示唆されており、Robloxプラットフォームにおけるクリエイティビティの幅をさらに広げるものと期待されています。
今回の発表は、RobloxがAI技術を積極的に活用し、開発者体験の向上とプラットフォームの進化を推し進めていることを示すものです。「Cube 3D」が今後どのようにRobloxのエコシステムに統合され、クリエイターたちに新たな表現の可能性をもたらすのか、目が離せません。
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